GenieATMでは,GUIから
の下のページで行った変更を有効にするために,ディスパッチと呼ばれるオペレーションが必要です。
GenieATMは,コントローラとコレクタという2種類のモジュールから構成されています。GUIでのオペレーションはコントローラ側に持っている構成情報だけを変更するため,次のようなコレクタに必要な構成情報は,ディスパッチによってコレクタに展開する必要があります。
- ルータとインターフェイスの定義
- ホームネットワークやサブネットワークとその境界の定義
- ルールベースレポート定義
- 異常検出の閾値などの設定
ディスパッチを行うには,
から現在の構成に名前を付けて「ネットワーク構成をDispatchして保存」ボタンを押します。「同期ステータスを取得」ボタンを押して,ステータスが「同期化中」から「完了」になれば,すべてのコレクタへの展開が完了しています。
ただし,コレクタに展開された構成情報が有効になるタイミングは,毎時0分,5分,10分…であることに注意してください。たとえば,ルータからのフローパケット受信やAS経路分析用の経路テーブルを取得するためのBGPピアは,このタイミングまで開始されません。(DDoS防御時に経路変更を注入するためのBGPピアはコントローラから張られるため,GUIの設定変更直後に確立されます。)
そのほか,ソフトウェアバージョンのアップグレードを行った後や,DBの初期化を行ったときも,ディスパッチを行うようにしてください。