スナップショットの条件設定やフィルター定義において,スコープという概念が出てきます。
これは,スナップショットの基準やフィルタ定義の表記とともに分析対象トラフィックを絞り込む条件を指定するために使用されます。
種別 | パラメータ | 対象 | 備考 |
---|---|---|---|
ANY | (なし) | 全てのトラフィック | |
ANY (VPNサブネットワークを除く) | (なし) | プライベートネットワークにより定義されたサブネットワークのトラフィック以外すべて | スナップショットのみ |
ANY (Non-ACL-based sFlowフラグ) | (なし) | ACL-based sFlow*を除くすべてのトラフィック | |
ホーム | (なし) | インターネット境界を通過し,かつホームネットワークが送信元または送信先であるトラフィック | |
隣接ネットワーク | 隣接ネットワーク名 | ASパスに解決したときに隣接ネットワークが指定したASであるトラフィック | |
サブネットワーク | サブネットワーク名 | 指定サブネットワークのトラフィック | |
フィルタ | フィルタ名 | フィルタにより絞り込まれたトラフィック | スナップショットのみ |
サーバファーム | サーバ名 | 指定サーバのトラフィック | |
境界 | 定義済みネットワーク境界 | 指定した境界を通過するトラフィック | フィルタのみ |
ACL-based sFlow | (なし) | ACL-based sFlow*のみ |
*ACL-based sFlow: 事前定義したACLにマッチするトラフィックのみを対象として出力されるsFlow。量は少ないが重要なトラフィックが,サンプリングにより落とされるのを防ぐことができる。